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肝臓
Vol. 52 (2011) No. 10 P 644-651

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http://doi.org/10.2957/kanzo.52.644

原著

ペグインターフェロン(PEG-IFN)α2aまたはグリチルリチン製剤(強力ネオミノファーゲンC:SNMC)を投与開始し,24週以上継続可能であったC型慢性肝炎64例を対象とし,有効性・安全性をretrospectiveに比較検討した.平均観察期間(中央値,週)はPEG群154,SNMC群145,ALT値(中央値,IU/L)は投与前,24週,48週時点において,PEG群64,34,30,SNMC群80,47,52,AFP値(中央値,ng/mL)は投与前,24週,48週時点において,PEG群12,9.2,7.2,SNMC群12,12.5,18であった.投与中の血小板,Hb,好中球数はSNMC群と比較しPEG群で有意に低値を示したが,減量により全例継続可能であった.PEG群で3例(8%),SNMC群で3例(11%)にHCCが発現した.肝発癌抑制を目的としたPEG-IFNα2a少量及びSNMC療法は,共に肝機能改善効果を認めたが,PEG群で有意にALT値,AFP値が改善した.

Copyright © 2011 一般社団法人 日本肝臓学会

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