肝臓
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アルコール性肝炎におけるγ-glutamyl transpeptidaseの臨床的組織化学的検討
竹林 治朗平川 弘泰平田 和文山田 信行旦 明良神野 健二岩原 定可
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18 巻 (1977) 1 号 p. 30-36

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抄録

アルコール性肝炎患者31例を対象に腹腔鏡下肝生検を行ない,肝表面に結節形成を伴わない群(I群)と結節形成を伴う群(II群)とに分けて,血清γ-glutamyl transpeptidase(γ-GTP)活性を測定し,禁酒後の経過を観察するとともに,血清alkaline phosphatase(ALP)活性との関連を検討し,さらにγ-GTPの肝組織化学的検索を行なった.
血清γ-GTP活性は血清ALP活性と相関せず,血清ALP活性が正常域でも血清γ-GTP活性が増加した.血清γ-GTP活性は禁酒するとI群では平均3週間で正常化したが,II群では平均6週後も異常が続いた.肝γ-GTP活性は組織化学的に肝細胞質,毛細胆管側肝細胞膜および肝細胞周囲の線維に沿って観察された.
アルコール性肝炎患者での血清γ-GTP活性増加は,肝γ-GTP誘導を介するとともに,肝細胞変性や線維形成とも関連がある可能性を示唆する所見と考えられた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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