肝臓
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飲酒により増悪を繰り返したアルコール性肝硬変
竹林 治朗神野 健二佐々木 伸弥山田 信行旦 明良山本 春美岩原 定可平川 弘泰平田 和文島田 宜浩長島 秀夫
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1977 年 18 巻 8 号 p. 555-564

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抄録

長期間にわたる多量の常飲者で,過飲による増悪と,断酒による軽快を繰り返した2症例につき,2年以上経過を追跡して,経時的に腹腔鏡検査と肝生検を繰り返し検索した.アルコール性肝炎では,その繰り返しにより約2年間で壊死後性肝硬変が完成され,門脈性肝硬変では,アルコール性肝炎が繰り返されると約1年間で壊死後性肝硬変へと進展した.これらの観察から,アルコール性肝硬変の進展にはアルコール性肝炎が重大な影響を及ぼしていることが明らかにされた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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