福岡大学医学部第1内科
福岡大学病院病理部
1981 年 22 巻 9 号 p. 1312-1317
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
35歳の男性で,頑固な下痢,発熱,白血球増加,腹水などの症状があり,多数のアルコール硝子体をみとめたアルコール性肝炎の1例を経験した.肝シンチグラフィで99mTcの肝への取りこみの消失,および一過性α-fetoproteinの高値を認めた.電顕的観察によって99mTc取りこみ消失の要因として,類洞の血行障害とKupffer細胞の量的質的変化による貧食能の低下とが推測された.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら