肝臓
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Print ISSN : 0451-4203
アルデヒド脱水素酵素アイソザイムとアルコール性肝障害の関連についての研究
吉原 治正佐藤 信紘林 紀夫目連 晴哉笠原 彰紀鎌田 武信阿部 裕今道 裕之
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23 巻 (1982) 11 号 p. 1256-1261

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抄録

アルコール性肝障害患者の肝ならびに毛根のアルデヒド脱水素酵素(ALDH)アイソザイムを電気泳動法により分析し,アルコール性肝障害との関係について検討した.アルコール性肝障害患者27例中毛根のlow Km ALDHアイソザイム陽性は25例(93%)と健常人12例中6例(50%)に比し高頻度であった.検索し得た肝のlow Km ALDHアイソザイムのパターンは毛根のそれと一致し,low Kmアイソザイム陽性例は全例飲酒後のflushingを生じなかった.low KmALDHアイソザイム陽性群と陰性群の肝機能検査成績には両群に差は認められなかった.以上アルコール性肝障害患者にはlow Km ALDHアイソザイム陽性例が高頻度であることを認めた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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