肝臓
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肝外発育型肝細胞癌6例の検討
肝外発育型肝細胞癌の分類と外科治療
市川 長今岡 真義佐々木 洋石川 治大東 弘明谷口 健三岩永 剛石黒 信吾和田 昭
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25 巻 (1984) 6 号 p. 806-812

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抄録

肝外発育型肝細胞癌は欧米で3例,本邦で34例の報告がみられる.今回,6例の肝外発育型肝細胞癌を経験したので,肝外に発育した肝細胞癌を臨床病理学的に分類し,その発生や進展形式を検討するとともに,外科治療との関連についても検討した.
(1) 肝との移行部の性状により有茎型と肝外突出型の2型に分類した.(2) 有茎型は副肝葉に癌が発生したため生じたと考えられた.(3) 有茎型では他臓器への癒着・浸潤がみられ,肝内への進展はなかった.肝外突出型では他臓器への癒着はなく,肝内への進展が主であった:血管造影上も有茎型では寄生血管がみられ,肝動脈は拡張していないが,肝外突出型では寄生血管はなく,肝動脈の拡張がみられた.(4) 手術は有茎型では他臓器への浸潤に対して十分に合併切除を行うことが必要であり,肝外突出型では肝の切除範囲を十分にとることが必要であると思われた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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