肝臓
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クローン化DHBV DNA Transfection
細田 和彦今関 文夫横須賀 収小俣 政男奥田 邦雄大藤 正雄
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29 巻 (1988) 6 号 p. 719-723

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抄録

クローン化したDHBV DNAの感染性を調べる目的で,それぞれ年齢の異なった3つの群(1群;孵化後1日-3羽,2群;孵化後1週-3羽,3群;艀化後2週-2羽)のアヒルの肝内に直接,20μgの二重鎖で二量体のDHBV DNAを接種した.1群では,3羽とも接種後7日目より血清のDHBV DNAが陽性となり,肝内では完全なウイルス増殖が認められた.2群では,血清DHBV DNAは常に陰性であったが,1羽の肝内には,わずかなウイルス増殖がみられた.3群では,血清及び肝内でウイルスは検出されなかった.
DHBV DNAを直接肝内に接種した場合,その感染の成立頻度は,宿主の年齢に依存することが示され,孵化後1日目のアヒルでは,100%感染が成立し持続した.ウイルスの機能を解析するのに極めて有用なin vivoの系を確立し得たと考える.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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