肝臓
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B型慢性肝炎におけるpre-S2抗原の肝組織内局在に関する検討
宮島 透樋口 庄市小林 匡斉藤 貴史小島 豊雄川口 秀輝小島 秀男上村 朝輝市田 文弘
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キーワード: B型慢性肝炎, PAP法, pre-S2抗原
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29 巻 (1988) 7 号 p. 857-863

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抄録

B型慢性肝炎79例の肝生検組織87標本について連続切片を作製し,pre-S2抗原,HBs抗原ならびにHBc抗原をPAP法で検索した.87例の肝組織標本中pre-S2抗原は70例,HBs抗原は71例,HBc抗原は49例で陽性であった.肝細胞内におけるpre-S2抗原の局在様式は,HBs抗原と同様に細胞質び漫型,封入体型,膜型の3つのパターンを呈した.pre-S2抗原は,HBs抗原が染色された71標本中70標本で観察ができ,さらにそのうち69標本では,HBs抗原と同様の組織内分布および細胞内局在様式を示した.肝組織中のHBc抗原の有無およびその局在様式は,血中HBe抗原・抗体およびDNAPとの関連が認められたが,pre-S2抗原およびHBs抗原の分布ならびに局在は,HBe抗原・抗体,DNAP活性との間に関連性は認めなかった.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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