肝臓
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末梢血単核細胞のインターロイキン2への反応性に及ぼすHBc遺伝子産物の影響
白井 睦訓高瀬 泰造有馬 啓治渡辺 精四郎西岡 幹夫
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30 巻 (1989) 8 号 p. 860-865

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抄録

末梢血単核細胞(PBMC)に対するインターロイキン2(IL-2)の作用へのB型肝炎ウイルスcore遺伝子産物(HBcAg)の影響について検討した.IL-2により誘導されるLAK活性は,誘導時にHBcAgを添加すると,HBcAg3×10-3-3.0μg/5×106PBMCの間で量依存性のLAK活性抑制を示した.IL-2によるLAK活性誘導時における増殖反応は,IL-2と同時にHBcAgを添加すると,HBcAg量0.05-1.0μg/1×105PMCの間で量依存性に反応の抑制をみた.
HBcAgによるLAK活性誘導阻害の原因として,HBcAgによるリンパ球のIL-2反応性増殖の抑制に起因したLAKエフェクター細胞活性誘導抑制作用が考えられた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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