肝臓
Online ISSN : 1881-3593
Print ISSN : 0451-4203
ヒト肝癌細胞株よりのInterleukin-1様因子産生についての研究
瀬古 修二福田 善弘姫野 泰雄平井 素子長谷 寛二国立 裕之境 祐二平岩 望小東 克次中野 博井村 裕夫
著者情報
キーワード: ヒト肝癌細胞株
ジャーナル フリー

30 巻 (1989) 8 号 p. 883-888

詳細
PDFをダウンロード (850K) 発行機関連絡先
抄録

3種のヒト肝癌細胞株,およびChang liver cellを用いて,それらのinterleukin-1(IL-1)の産生能を検討した.IL-1活性の測定は胸腺細胞のco-stimulating assay (lymphocyteactivating factor: LAF活性)で施行した.その結果,3種のヒト肝癌細胞株培養上清中には有意に高いLAF活性が認められ,またこの活性は抗IL-1α抗体により中和された.さらにメッセンジャーRNA(mRNA)レベルでの検討ではIL-1αmRNAの発現の増加が認められた.
以上の成績より,ヒト肝癌細胞株よりのIL-1αの産生が示唆された.今後臨床的な検討,あるいはIL-1産生の意義についての解明が重要な課題と考えられた.

著者関連情報
© 社団法人 日本肝臓学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top