肝臓
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インターフェロンが有効であった自己免疫性肝炎の病態を有するC型慢性活動性肝炎の1例
安室 芳樹浅田 喜博上木 昇飯島 尋子下村 壮治山口 桂松田 良信山元 哲雄波田 寿一東野 一彌
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35 巻 (1994) 6 号 p. 436-440

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抄録

症例は53歳の主婦.平成元年頃から手指のこわばり感があり,その後顔面紅斑,全身倦怠感が出現したため来院.肝機能異常とHCV抗体陽性を指摘され,平成4年1月精査のため入院となる.AST 101KU, ALT 130KUと上昇,IgG値が2,500mg/dl以上,抗核抗体およびLEテスト陽性,IgM-HA抗体・HBs抗原陰性,肝生検組織所見はCAH IIAで自己免疫性肝炎診断基準(1992年)に合致する所見であった.しかし本例はHCV RNA (III型)が陽性であった,したがって自己免疫性肝炎よりもC型肝炎が主の病変と考え,組換型インターフェロンα2aを600万単位(2週連続,その後週3回)を3ヵ月間投与したところ,自己抗体とHCV RNAが陰性化し,トランスアミナーゼも正常化した.本症例は自己免疫性肝炎とC型肝炎の関係を考える上で示唆に富む症例と考え報告した.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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