肝臓
Online ISSN : 1881-3593
Print ISSN : 0451-4203
B型慢性肝炎患者に対するインターフェロン長期・間歇療法
週3回,24週投与を中心に
箱崎 幸也白浜 龍興加藤 雅士藤岡 高弘Yoshihiko FUJIOKA近藤 壽郎佐藤 亮五上野 幸久
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36 巻 (1995) 1 号 p. 13-20

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抄録

HBe抗原陽性慢性肝炎患者に,インターフェロン(IFN)の24週間,週3回投与を行い,28回投与法と比較し臨床的効果について検討した.対象はHBs, HBe抗原陽性の慢性肝炎39例で,nIFNαの1回投与量は6MUであり,4群[I群(5例):連日28日間投与.IIA群(10例):週2回,28回投与.IIB群(7例):週3回,28回投与.III群(17例):週3回,24週間投与.]に分けて比較した.ALT, DNA-P値のIFN投与前値と終了時値との比較では,II群においてALT (p<0.05), III群においてALT (p<0.01), DNA-P (p<0.05)の有意な低下を認めた.IFN投与終了後6カ月時での著効(HBe抗原陰性及びALT持続正常)率は,I群0例,IIA群2例(20%), IIB群2例(29%), III群5例(29%)で,各群間に差はなかった.IFN 24週間,週3回(計72回)投与では,28回投与と比し著効率改善は困難であった.しかしIFN 24週投与ではALT, DNA-P値の有意な低下がみられ,著効率改善には24週よりさらに長期投与が必要と考えられた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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