J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

肝臓
Vol. 41 (2000) No. 1 P 43-47

記事言語:

http://doi.org/10.2957/kanzo.41.43


症例は71歳の男性. 54歳時より慢性肝炎の診断で当科に通院, 加療していた. 65歳時にC型慢性肝炎 (A2, F3) の診断でIFN α-2aを12週間投与された. その後, HCV-RNA陰性, transaminase正常で経過していたが, 平成9年11月の腹部CTにおいて肝S7に腫瘤を指摘され, 精査のため入院となった. 各種画像検査よりS7単発の肝細胞癌と診断, 肝後区域切除術を施行した. 手術所見は, 単結節型, 15×22mm, T2, N0, M0 stage II, 病理診断は索状型中分化肝細胞癌であった. C型慢性肝炎に対するIFN治療著効例においても肝細胞癌の発症を認めることがあり, 5年間の画像検査による経過観察が必要と思われる.

Copyright © 社団法人 日本肝臓学会

記事ツール

この記事を共有