肝臓
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経静脈的造影超音波検査が診断に有用であった肝内門脈肝静脈短絡の1例
辻本 達寛石川 昌利飯岡 弘伊豊川 泰勲鶴薗 卓也松村 吉庸吉治 仁志栗山 茂樹福井 博
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44 巻 (2003) 2 号 p. 76-79

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抄録

症例は73歳, 女性. 肝硬変の経過中, 超音波検査, dynamic-CT, MR-Angiography で門脈右枝より右肝静脈, さらに下大静脈へと屈曲蛇行する肝内門脈肝静脈短絡路が考えられ, 経静脈的造影超音波検査を施行した. 指摘された血管は, Levovist 静注20秒後より血流信号の増強効果が出現し, 40秒前後で最も造影され下大静脈へと流入するのが確認された. 画像診断の普及に伴い, 本短絡路の報告は増えているが, 造影超音波による画像は今まで報告例がない. 経静脈的造影超音波検査は侵襲が少なく本疾患の診断に有用であると考えられた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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