日本火災学会論文集
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Print ISSN : 0546-0794
論文
放射熱のフィードバックを受けるウレタンブロック間の延焼拡大メカニズムに関する研究
新谷 祐介長岡 勉出口 嘉一原田 和典
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2017 年 67 巻 1 号 p. 9-16

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抄録

上部に煙層が形成される空間において,直線状に3 個配置したウレタンブロック間の延焼拡大実験を行い,延焼時間,発熱速度,放射熱流束,煙層温度を測定した。天井高さおよびウレタンブロック間の離隔距離をパラメータとし,9 通りの実験を行った。中央のウレタンブロックに点火後,両側のウレタンブロックに延焼した。延焼時間は天井高さが低くなるほど小さくなり,これは天井が低くなるほど点火したウレタンブロックの鉛直面の燃え下がりが早くなることと対応している。また,天井が低くなるほど,煙層からの予熱の影響により延焼したウレタンブロックの発熱速度は急激に増加し,その最大値は自由空間で燃焼した場合の3 倍程度となった。

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© 2017 日本火災学会
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