平成13年12月、釧路市の小学校5年生(1323名)を対象に、たべもの選択の意識と実態に関する質問紙調査を行った。小学生にとって身近なおやつ(市販のお菓子)10品目を選ぶときに重視している上位3項目は、いずれも「味」、「値段」、「量」の順であった。小学校家庭科調理実習で取り上げられている野菜類やじゃがいもを選択するときの視点は、「見た目」と「産地」が多かった。食品の安全性に関わる用語の認識度は「加工食品」37.4%、「品質表示」18.7%、「食品添加物」10.4%、「有機栽培」39.4%、「輸入食品」76.0%であった。輸入食品の認識度については家の人とたべものの話をする機会や、テレビ·新聞でニュースを見る頻度が多い児童に高い傾向が見られた。