一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
57回大会(2005年)
セッションID: 1P-31
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汎用テキスタイルにおける汚れの除去に関する研究
*宮崎 美穂中井 明美北浦 多榮子
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抄録

【目的】衣服に汚れが付着すると、美観を損なうと共に着ている人自身が不快になる。汚れは、含まれる成分によって変質を起こすことがあり、長期間放置すると除去困難となることが多い。汚れを除去するためには、汚れの性質や含まれる成分を知り、それぞれの汚れに適した対処方法を行う必要がある。本研究では、通常、家庭で行われる洗濯による洗浄実験を行い、その効果について、汚れ・繊維の違いから検討する。また、時間の経過に伴う脱離性の違いも考察する。【方法】汚染材料は、コーヒー・しょうゆ・牛乳・ファンデーションの4種類とし、試料布は、衣服地によく使用される綿・羊毛・アクリル・ポリエステルの4種類を用いた。各々の汚染材料を試料布に付着させ、当日・翌日・一週間後・一ヶ月後にラウンダオメーターにより、洗浄実験を行った。色差計を用いて、洗浄前・洗浄後の明度を測定し、洗浄効率を求め、繊維と汚れの関係、経時変化に伴う洗浄効率・脱離性の違いを比較検討した。【結果】上記の方法で洗浄実験を行った結果、ファンデーション以外の3種類の汚れは、通常の洗濯によって、ほとんどが除去可能であった。コーヒー汚れの結果について述べると、4種類全ての繊維において、洗浄効率は高く、経時変化もほとんどみられなかった。コーヒー汚れは水溶性であるため、付着しても落ちやすく、時間が経過しても比較的容易に除去できると考えられる。詳細は、当日発表する。

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© 2005 一般社団法人 日本家政学会
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