一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
57回大会(2005年)
セッションID: 1P-32
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家庭用柔軟仕上げ剤に関する研究(第5報)
-商品の香りに対する生活者の意識-
*川口 直江川 直行宮坂 広夫濱 逸夫
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キーワード: 柔軟仕上げ剤, 香り, 生活者
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抄録

【目的】 一昔前まで柔軟仕上げ剤の主効果と言えば衣類への柔軟性、静電気防止、香り付けであった。現在ではしわ除去、抗菌、防臭などの付加機能を持つ数多くの商品が販売されている。一方で「香り」の効果が再び見直されており、そのことは種類、質、持続性の異なる商品の販売比率が増加していることからも伺える。そこで今回は、柔軟仕上げ剤の「香り」に関して、生活者がどのような意識を持っており、さらにどのように変化しているのかを調査した。
【方法】 普段、自分で洗濯をし、柔軟仕上げ剤を用いている20_から_50代の女性を対象に、質問紙を用いた訪問面接調査、及びインターネット調査を行った。「香り」を表現する言葉から想起されるワードと、柔軟仕上げ剤の性能に関するワードとの相関を調査した。同時に実際に香りを嗅いだときに想起される、性能に関するワードを調査した。
【結果】 柔軟仕上げ剤の使用理由のうち「香りがよいから」と答える生活者は、「衣類がふんわり仕上がるから」に次いで多く、その割合は10年間で10%以上も増加していた。その傾向は若年層で顕著であり、洗濯物を干すときはもちろんのこと、着用中までも香りを長続きさせたいことが判明した。香りの種類を表現する言葉として「フローラル」と「シトラス」の人気が高く、「フローラル」は「華やかな」、「シトラス」は「爽やかな」を想起させることがわかった。その結果は、実際にこれらの香りを嗅いだときに想起される、性能に関するワードと一致した。

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© 2005 一般社団法人 日本家政学会
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