一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
57回大会(2005年)
セッションID: 1P-34
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洗剤の減量化のための洗浄システムの改良
*大浦 律子中村 順子
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抄録

洗剤の減量化のための洗浄システムの改良                      大浦律子 中村順子(大阪人間科学大)目的 洗剤が生活の清潔化に寄与する一方で、環境に負荷を与えるという課題に対して、洗浄システムの見直しを行っている。これまでに漂白剤を中心に助剤の改良を行ってきたが、本研究では「つけ置き」を洗濯行程の中に組み込んだ洗浄方法による洗剤の減量化を試みた。また、洗浄用水に機能を持たせることにより洗剤の減量化に効果が期待できるので、これらの要素の組み合わせにより、洗浄排水の質の向上に寄与することを目指している。方法 日常的に行われる家庭洗濯の洗浄排水について検討するため、できる限り実用的な方法で実験を行った。汚染布は、湿式汚染布のほか、衣服に付着しやすい汚れの中から、ワイン、コーヒー、墨などによる汚染布を作製して用いた。市販ティーシャツの身頃と袖に汚染布を縫いつけたものを、市販ドラム式洗濯機を用いて各種条件で洗濯した。市販洗剤6種を用い、標準使用量を基準として1/2量に減量し、付け置き行程を導入した場合と比較した。また多要素を複合した洗浄にはターゴトメーターを併用した。結果 各種市販洗剤の標準使用量による通常コースの洗濯による洗浄効率は、汚れの種類や洗剤の種類により異なる。洗剤量を1/2に減らすと洗剤、汚れの種類により差はあるものの、洗浄効率はほぼ半減する。しかし、つけ置き行程を行った場合は洗剤を1/2に減じても標準使用量を用いた場合と同程度の洗浄効率、あるいはそれ以上の効果が得られた。つけ置きには時間がかかるという課題が残るが、洗浄補助剤や洗浄用水の効果を複合することにより、さらに高い効果が得られた。

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