一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
57回大会(2005年)
セッションID: 2P-6
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ノニルフェノールの食用植物抽出成分処理ラット肝細胞への影響
*岡田 悦政岡田 瑞恵
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抄録

【目的】生体内でホルモン様作用を示すノニルフェノール(NP)による影響のうち、肝細胞へのBinding抑制を目的として、食用植物由来(EPE)成分による効果を探ってきた。すでに本大会で報告したestrogenのNPによるbinding 抑制についてのスクリーニング結果から効果の高かったEPEに着目し、本研究においては、肝細胞形態への影響について検討した。【方法】試料は、MeOHに24 hr浸漬後ろ過し、Sep-pak C-18フィルターを通し、dry-up後DMSO溶解した。EPEとNPの関係を見るため、NPがMeOH試料を加えることでどのように変化するか、estrogenのbinding抑制assayにより、効果の認められた試料についての違いを検証する。ラット肝細胞培地中に、estrogen binding抑制能の認められた試料3種を投与後NPを加え、2時間培養し、細胞の蛍光観察を行い、比較検討した。【結果及び考察】肝細胞は、NP単独投与コントロール群において細胞死滅および形態変化がみられた。また、NPの存在も確認された。一方、EPE投与群すべてにおいて死滅細胞はみとめられなかった、細胞形態に対する影響は異なっていた。Japanese Butterbur (JBB)は、死滅細胞はみられなかったが、細胞形態においては、NP単独の場合と似通った細胞像を描くのに対し、Cabbage (CB)およびPerilla (PL)おいては細胞像がNPを投与していない正常状態とほほ一致する形態を示した。NPの残存状態は、CBにおいて全く観察されず、JBB、PLともに量の減少が認められた。これはEPEによりNPの構造的修飾等による影響が考えられた。

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© 2005 一般社団法人 日本家政学会
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