一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
59回大会(2007年)
セッションID: P-168
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カムカム飲料の抗酸化活性に関する研究
*白井 睦子
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抄録

目的 カムカム(Myrciaria dubia)は南米ペルー原産のフトモモ科の果実で,ビタミンC含量が高い植物である。しかしカムカムについての研究報告は少ない。本研究では,カムカム飲料の抗酸化活性を検討するために,ビタミンC含量,総ポリフェノール含量,DPPHラジカル捕捉能を測定した。
方法 試料はアマゾンカムカム(株)より入手した10%および60%カムカム飲料を用いた。比較試料として,緑茶,80%アセロラ飲料を用いた。ビタミンCの定量はヒドラジン比色法で測定した。ポリフェノールの定量はFolin-Denis法で測定し,標準物質に没食子酸を用いた。DPPHラジカル捕捉能の測定は0.5 mM DPPH (1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl, 和光純薬製)エタノール溶液に試料溶液を混和し,20分間反応(遮光下)させた後,517 nmにおける吸光度を測定した。システインを標準物質として用い,1mol のシステインが1mol のDPPHを捕捉するとして,DPPHラジカル捕捉能(μmol DPPH trapped/100ml juice)を算出した。
結果 ビタミンC含量は60%カムカム飲料>80%アセロラ飲料>10%カムカム飲料の順に高く,緑茶は低かった。総ポリフェノール含量は60%カムカム飲料>80%アセロラ飲料>10%カムカム飲料>緑茶の順に高かった。DPPHラジカル捕捉能は60%カムカム飲料>80%アセロラ飲料>緑茶>10%カムカム飲料の順に高かった。本研究の結果から60%カムカム飲料はビタミンCおよび総ポリフェノール含量が高く,強い抗酸化活性を有することが明らかとなった。

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© 2007 一般社団法人 日本家政学会
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