一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
60回大会(2008年)
セッションID: 3P56
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3日目ポスター発表
タデ藍を用いた沈殿藍の生成とその染色条件の検討
*岡島 弓子福井 典代
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キーワード: 沈殿藍, 生成, 染色条件
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抄録
目的タデ藍を用いた染色方法として生葉染めや,乾燥葉染め,すくも建てという方法が学校現場で活用されているが,生葉を水に浸し,発酵させて染料を抽出した沈殿藍(泥藍)による染色は行われていない。日本の環境に一番あったタデ藍の沈殿藍を用いた染色教材を考えるため,沈殿藍の生成方法と各種繊維の染色条件の検討を行った。
方法学校の敷地内にある畑で育てたタデ藍を用い,生の藍の浸水時間(48,72,96時間の3段階)と撹拌回数(Ph11.6にするため石灰水を1,2,3回にわけその都度100回撹拌したため,100,200,300回の3段階)を変えて沈殿藍の採取量の変化について測定した。さらにタデ藍から採取した沈殿藍を用い,還元剤(ブドウ糖とハイドロサルファイト)の違いによるマルチファイバーテストクロスの染色状況を観る実験を行った。各種繊維の色の変化については色差計を用いてL*a*b*値を測定した。
結果沈殿藍を採取するための浸水時間については,48時間より72時間の採取量が多く,96時間ではあまり変化がなく,葉が腐敗しすぎ作業が大変であったことから,浸水時間については,約30℃の水温の場合72時間程度で十分だと分かった。撹拌回数については,数回に分けて石灰水を入れるよりも,1度で石灰水を入れPh11.6にしたものが多く採取できた。各種繊維の染色では,羊毛,ビニロン,アセテート,レーヨンが濃く染まった。還元方法の違いによる染まり具合については,ハイドロサルファイトで還元した染浴につけた羊毛は縮んだことから,濃く染まった繊維のうち,学校現場で取扱いやすい羊毛を染色するのに有効的な還元方法はブドウ糖での還元であることが分かった。
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© 2008 一般社団法人 日本家政学会
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