一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
66回大会(2014年)
セッションID: 2P-79
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ポスターセッション 5月24日
被災地支援活動を通して育成された社会人基礎力(1)
準備活動から当日の支援活動の展開
*長谷川 えり子菅瀬 君子
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抄録

目的 本学科はライフスタイルを自らデザインし、地域・社会に貢献できる社会人の育成を目指している。そこで、日本の社会で起きた大災害の現状を知り、学生たちに今後の生き方を考え、チームワークの大切さを学んでほしいと思い、短大のゼミ活動の一環として被災地支援活動を実施した。
方法 分野の異なる2つのゼミが合同で活動を行い、活動対象を生活弱者とし、本学と交流のある宮城県気仙沼市内の保育所と高齢者施設での活動を計画し、学生主体で展開した。
結果 活動内容を検討した結果、統一テーマ「笑顔の花を咲かせよう!」を設定し、被災した方々にたくさんの笑顔を届け、温かい気持ちを共有したいと考えた。活動内容は、学生たちが大学で学んでいる専門分野を活かし、保育園児にはパソコンで制作したキャラクターやパーツを使ったランチョンマット作り、ラインストーンを使ったアクセサリー作りを行った。高齢者にはアロママッサージ施術、ランチョンマット作りを行った。活動を通して、学生たちは、大震災を経験した辛い立場であっても明るく前向きに生きている被災者の姿に感動し、活動経過の中で、チームで働く力が実践され、社会人基礎力の成長が顕著にみられた。

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© 2014 一般社団法人 日本家政学会
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