一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
67回大会(2015年)
セッションID: 2P-68
会議情報

ポスター発表 5月23日 環境・健康
大学生における中医学的概念から見た健康
*高山 侑樹デュアー 貴子松本 富美子棚橋 亜矢子
著者情報
キーワード: 中医学, 健康, 大学生
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

目的 近年、地球環境の悪化による自然回帰を求める風潮や西洋医学では完治しにくい現代病が増えてきたことなどから、未病を発見し治す医療・養生法である中医学などの自然療法に注目が集まってきている。そこで、本研究においては大学生を対象に中医学的な観点から体質や体調について全体像を分析し、若い世代の健康について考察するための一助にすることを目的とした。

方法 調査期間は2013年6月および2014年6月に岐阜県の大学に通う大学生90名(男28名、女62名)を対象に中医学独特の診断方法である四診の内容を自記式アンケートにまとめ、対象者の体質や体調に関する90項目の情報を集め、陰陽や気血津液の状態で分類を行う弁証を試みた。データーの統計処理にはSPSSを用い、男女間および証間の比較にはχ2検定を行うと共に各項目間における相関係数を求めた。

結果 女子学生においては、男子学生と比べ55%に血虚証による「冷え」(p<0.01)や50%に「めまいや疲れやすいなどの貧血気味」の症状が見られた。一方、男子学生においては、70%以上に心血虚証による「記憶力減退や物忘れ」(p<0.05)、50%に「めまいや疲れやすいなどの貧血気味」さらに心脾両虚証によると推測される「寝つきが悪い」(p<0.05)などの症状が46%に見られた。このように大学生の多くが病気ではないがいわゆる未病の段階にあることが示唆された。

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 日本家政学会
前の記事 次の記事
feedback
Top