一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
70回大会
セッションID: 2E-03
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口頭発表
稀少動物保全における住民参加の「場」に関する研究
対馬と西表のヤマネコ保全の事例
*柳井 妙子栁井 徳磨
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抄録

(目的)
地域に存在している絶滅危惧種を地域資源と認識し、地域の活性化の要因の一つと考えているか否かをアンケート調査し、同種の絶滅危惧種の存在する地域を比較検討し知見することを目的とする。
(方法)
対馬と西表の住民に、絶滅危惧種であるヤマネコに関する同一のアンケートを実施した。対馬においては、地域のイベント(平成29年6月)の会場で無差別にアンケートに回答してもらい、西表においては、エコクラブの発表会(平成29年11月)を実施した小学校において参加した人たちにアンケートに回答してもらった。
(結果)
対馬でも西表でも、ヤマネコの死亡原因のトップが交通事故死である。そのため、どちらの地域においても交通事故死を防ぐための住民への呼びかけがなされている。対馬では、環境省である対馬野生生物保護センターが中心となって看板や標識、キャンペーンを実施している。西表では、小学校の総合の時間を活用して、児童自身がヤマネコの交通事故を防ぐための工作を考え、其々がその考えを各家庭に持ち帰って広めている。自動車のスピードに関して言えば、対馬では、密集地が時速40㎞となり、西表では、時速30㎞となっている。どちらの地域においても、絶滅危惧種であるヤマネコを保護したいという思いは一致している。

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