一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
70回大会
セッションID: 3K-06
会議情報

口頭発表
若年女性の月経周期における女性ホルモンの変動が脂質摂取量に与える影響
*上島 恭子水上 友里狩野 紅子南 麻由子池内 小都美森村 奈央森本 恵子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

目的 現代社会では、食習慣・食環境が大きく変化し、高脂肪食が増加している。一方、女性では月経周期に伴う女性ホルモン濃度の変動が、食欲、体重や気分などに影響を与え、60%以上の女性が月経随伴症状を自覚している。そこで、月経周期における血中女性ホルモン濃度の変動が脂質摂取量に与える影響を検討し、月経随伴症状や気分プロフィールとの関連についても解析を加えた。
方法 健康な若年女性19名を対象とし、月経期、排卵前期、黄体中期、黄体後期の4期に2日間の食事調査を用いて脂質摂取量を測定した。また、月経随伴症状の評価にMenstrual Distress Questionnaire (MDQ)スコア、気分プロフィールは日本語版Profile of mood status(POMS)を用いて評価した。さらに、食事調査の前日には実験室にて口腔内脂肪酸閾値・脂肪嗜好性を測定し、血中女性ホルモン濃度を分析した。
結果 脂質摂取量は黄体中期で後期に比べて増加するという月経周期による変化が見られた。また、血漿プロゲステロン濃度と脂肪エネルギー比率には正の相関関係が認められた。しかし、脂肪酸の口腔内高感受性群では、低感受性群に比べて脂質摂取量の変動が抑制されることが示唆された。さらに、月経随伴症状の強さや、気分プロフィールにおける陰性感情の強さは、脂質摂取量を増加させた。

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 日本家政学会
前の記事 次の記事
feedback
Top