肩関節
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脱臼
Collision/Contact Athletesの肩関節前方不安定症に対するBristow法とLatarjet法の術後成績の比較検討
田中 誠人林田 賢治
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2019 年 43 巻 2 号 p. 423-428

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抄録

 Collision/Contact Athletesの肩関節前方不安定症に対するBristow法(B法)とLatarjet法(L法)の術後成績を比較検討した.術後1年以上経過観察できたB法76肩,L法44肩を対象とした.烏口突起の骨癒合,骨吸収についてCTで評価し,再脱臼および競技復帰後の疼痛の有無について検討した.L法では術後3ヶ月で98%に骨癒合を認めたが,B法では術後6ヶ月で骨癒合80%,骨折5.3%であった.術後1年での烏口突起骨吸収はB法では軽度が5.6%あったが,L法では全例に骨吸収を認め,56.8%は高度に認めた.B法では術後3肩(3.9%)に再亜脱臼を認め,2肩に再手術を要し,1肩は保存療法で競技継続中である.L法では3肩(6.8%) 再亜脱臼を認め,1肩に再手術を要し,2肩は競技断念した.競技復帰後に疼痛のため治療を要した症例はB法で3肩(3.9%),L法で10肩(23%)であり,スポーツ復帰後の不安定感や疼痛はL法に高頻度で認めた.L法でスポーツ復帰後の疼痛が多い傾向にあった.

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© 2019 日本肩関節学会
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