肩関節
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投球側に発生した外傷性肩後方不安定症に対する鏡視下後方Bankart修復術の有用性
川田 明伸中溝 寛之堀江 亮佑
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2019 年 43 巻 2 号 p. 598-600

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抄録

 オーバーヘッド動作を行うスポーツ選手の投球側に発生した外傷性肩後方不安定症に対して鏡視下後方Bankart修復術を行った症例における術前後の症状の変化及びスポーツ復帰状況について検討した.対象は明らかな外傷後に発症した投球側の肩後方不安定症に対し後方Bankart修復術を施行した6例6肩(男性4肩,女性2肩)である.手術時平均年齢は21.0歳,術後観察期間は平均24.3ヶ月であった.検討項目は術前の臨床症状,肩関節自動可動域,術前後の日本肩関節学会肩関節不安定症評価法(以下JSS-SIS)などである.術前の臨床症状として全例に挙上時もしくは動作時痛を認めた.肩関節自動可動域は術後,健側と同程度まで改善した.JSS-SISは術前平均68.8点が術後94.3点に改善した.投球側に発生した外傷性肩後方不安定症に対する鏡視下後方Bankart修復術は有用な方法と考えられた.

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© 2019 日本肩関節学会
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