愛知医科大学整形外科 [日本]
一宮西病院整形外科 [日本]
2019 年 43 巻 3 号 p. 707-
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比較的稀な胸鎖関節部損傷の2例を報告する.2例ともスポーツ外傷で受傷し72時間以上経過し当院を受診した.1例は胸鎖関節後方脱臼と診断し,もう1例はCTで胸鎖関節後方脱臼と思われたがMRIで鎖骨近位骨端線離開と診断した.2例とも全身麻酔下に徒手整復できず観血的整復と糸による固定を行い,術後経過良好であった.胸鎖関節後方脱臼と鎖骨近位骨端線損傷の鑑別にMRIが有用であり,観血的整復と糸による固定で良好な結果を得た.
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