主催: 日本気象学会
共催: 日本建築学会, 日本風工学会, 日本鋼構造協会, 土木学会
p. 175-
私たちはこの論文で、2種類のコンピューター・ビジョン技術を導入し、竜巻の位置および空間座標の決定を可能にした。1つは試行錯誤による方法、別のものはエピポーラ拘束条件を利用する方法である。どちらの方法も、異なる地点で撮影された2枚の漏斗雲画像から竜巻の外形を測定する。つくば竜巻の測定結果は、気象研のドップラー・レーダー観測結果に概ね一致した。これらの方法により私たちが提案する、漏斗雲画像から竜巻の最大接線風速および半径を推定する方法の精度が改善されると期待する。