主催: 日本気象学会
共催: 日本建築学会, 日本風工学会, 日本鋼構造協会, 土木学会
p. 199-
曲面構造物や円筒形屋根など、曲面を有する構造物まわりの流れは、レイノルズ数の影響を受けやすく、風洞実験で高レイノルズ数域における実現象を再現する際には、十分な注意が必要とされる。本報では、実験的研究やこれまでの流体計算では困難であった臨界域における円柱まわりの非対称な流れおよび空力特性を明らかにすることを目的とし、LES解析を実施した。解析結果に基づき、非対称な流れおよび大きな定常揚力の発生要因を示す。