2021 年 19 巻 2 号 p. 37-40
2020年はコロナウイルス感染症拡大の影響を受け、多くの教育機関で感染症対策、カリキュラムの見直しが求められた。白十字看護専門学校では例年4月から開講する講義・臨地実習をどのように行うのか検討と対策が必要となった。看護学生にとって解剖生理学は、入学してすぐに人体の機能と構造を包括的に学ぶ重要な科目である。感染対策と教育効果を鑑みて学外講師による遠隔ライブ配信方式を採用した。本稿では、同校における2020年度の解剖生理学教育への取り組みを紹介したい。