顕微鏡
Online ISSN : 2434-2386
Print ISSN : 1349-0958
最近の研究と技術
クライオSEMシステムの進化
長澤 忠広
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 57 巻 1 号 p. 39-42

詳細
抄録

クライオSEM法は,急速凍結により,生物試料を化学固定などすることなしに,直接観察ができる.また,エマルション,スラリー,高含水率のゲル試料なども,液体を含んだまま観察できる有用な手法である.クライオSEMの装置は,通常のSEMに装着して使用するシステムであるが,EDS等ほど一般的でないため,十分理解されていない.本稿では,クライオSEM法の手順とシステムを構成する装置について解説する.

著者関連情報
© 2022 公益社団法人 日本顕微鏡学会
前の記事
feedback
Top