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日本健康教育学会誌
Vol. 22 (2014) No. 3 p. 249-253

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http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.22.249

特別報告

目的:本稿では,学校教育における教育評価の目的,評価の方法と評価に用いる情報の概要を報告する.さらに,現在,我が国で用いられている観点別学習状況の評価について,概説する.
内容:学校教育における教育評価は,教師の指導改善のためである.代表的な教育評価は,絶対評価,相対評価,個人内評価,到達度評価,目標準拠評価,自己評価の考え方であり,現在,教育評価のスタンダードとして用いられているのは「目標準拠評価」である. 評価に用いる子どもの学習情報には,機能の種類,手法の種類,観点(規準)の種類があり,我が国では観点別学習状況の評価には,「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」という4つの観点が設定されている.目標準拠評価には,規準(のりじゅん)とともに,基準(もとじゅん)が設定される.規準は達成すべき目標である一方,基準は,各々の規準をどの程度達成しているかを測定する指標である.しかし,本来,観点は教科によって異なるものであるが,この4つの観点は,教科に関係なく,一律である.
結論:近年,ルーブリックという評価方法の導入が始まっている.ルーブリックとは,教科の特性を考慮した規準と,各々の規準に対する基準がされた評価方法である.しかしながら,学校教育の評価には,まだまだ改善や工夫の余地がある.今後さらに,教師の指導改善のための評価の手法の研究が求められる.

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