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日本健康教育学会誌
Vol. 22 (2014) No. 4 p. 285-296

記事言語:

http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.22.285

原著

目的:第1に自立/自律している肢体不自由者を対象に,食生活満足度と行動との関連を特定すること(目的1),第2に食事に気をつける行動と行動変容段階,結果期待,セルフ・エフィカシーとの関連を特定すること(目的2)を目的とした.
方法:2012年6月~7月,東京都にある障がい者スポーツセンターの利用者を対象に,無記名の質問紙を用いた横断調査を実施した.調査票は739部配布し,652人分回収した(配布数に対する回収率88.2%).そのうち391人の成人肢体不自由者を解析対象とした(配布数に対する回答率52.9%).目的1の従属変数は食生活満足度,独立変数は行動,目的2の従属変数は食事に気をつける行動,独立変数は行動変容段階(モデル1),結果期待(モデル2),セルフ・エフィカシー(モデル3)とし,二項ロジスティック回帰分析にて検討した.
結果:目的1の解析で食生活満足度と関連がみられたものは,「食事に気をつける行動」であった.目的2の解析で食事に気をつける行動と関連がみられたものは,行動変容段階の「くだもの」(モデル1),結果期待の「くだもの」(モデル2),セルフ・エフィカシーの「緑の濃い野菜」「くだもの」(モデル3)であった.
結論:自立/自律している肢体不自由者の食生活満足度の良好さは食事に気をつける行動と関連し,その健康的な行動変容の実践に向けた具体的な食事の構成要素は,野菜ならびに果物であった.

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