J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

日本健康教育学会誌
Vol. 22 (2014) No. 4 p. 297-305

記事言語:

http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.22.297

原著

目的:身体活動・運動実施による大腸がん予防効果への認知とそれに関連する要因を検討した.
方法:インターネットによる横断調査を実施し,登録モニター1,964名(平均年齢44.7歳)を分析対象とした.調査項目は,身体活動・運動実施による大腸がん予防効果の認知,大腸がんに関する知識レベルの高低,身体活動・運動実施とがんに関する情報取得,および身体活動・運動実施状況,社会人口統計学的変数であった.解析は,認知を従属変数,その他すべての変数を独立変数として,ロジスティック回帰分析を行った.
結果:分析対象者の47.5%が身体活動・運動実施による大腸がん予防効果を認知していた.60歳代(調整オッズ比,95%信頼区間:0.59,0.45-0.79),教育歴が大学・大学院の者(1.32,1.05-1.66),身体活動・運動実施とがんに関する情報取得者(2.07,1.71-2.51),および身体活動・運動実施状況が推奨群の者(1.43,1.12-1.84)に,認知と有意な関連がみられた.
結論:身体活動・運動実施による大腸がん予防効果の認知は約半数であり,十分でないことが示された.今後は全体の認知向上を図ると同時に,年齢層や教育歴に配慮した方策を検討していくことが必要である.

Copyright © 2014 日本健康教育学会

記事ツール

この記事を共有