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日本健康教育学会誌
Vol. 22 (2014) No. 4 p. 324-332

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http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.22.324

短報

目的:大学生を対象とし,幸福・健康感覚尺度2HFSの信頼性と妥当性を検討することを目的とした.
方法:A大学のスポ-ツ健康科学部1年生から4年生1,031名(回収率26.7%)を対象とした横断研究である.有効回答数は267名(男性:159名,女性:108名)であった.2HFSは,6因子18項目から構成される尺度であり,以下の5つの検討を行った.①探索的因子分析,②確認的因子分析による構成概念妥当性の検討,③クロンバックα係数による信頼性検討,④Ganeral Health Questionnaire 30:GHQ-30,Self-Rating Depression Scale:SDS,Adolescent Resilience Scale:ARSとの関連から併存的妥当性の検討,⑤下位尺度と主観的健康生活要因との関連(偏相関係数).
結果:探索的因子分析により,6因子18項目が抽出され,α係数は0.766~0.917であった.確認的因子分析による6因子モデルの適合度はCFI=0.941,RMSEA=0.079と許容できる値が得られ,併存的妥当性では0.20~0.52の偏相関係数が認められた.また,下位尺度と主観的健康生活要因では0.34~0.74の偏相関係数が確認された.
結論:大学生を対象とした場合,幸福・健康感覚尺度(2HFS)は一定の信頼性および妥当性を有することが示された.健康支援や生活の質(QOL)の向上を図るための一助としても,この尺度の活用は期待できる.

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