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日本健康教育学会誌
Vol. 23 (2015) No. 1 p. 2-15

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http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.23.2

原著

目的:本研究はメタボリックシンドローム(以下,MetS)の男性労働者を対象とした保健指導において,セルフマネジメント能力を測定するheiQ-Jを適用し,信頼性と妥当性を検証することを目的とした.
方法:2008年~2012年に便宜的に抽出した東海から関東地方の6事業所で,特定保健指導等の対象者の男性525名に縦断研究を行った.調査項目は厚生労働省が指定した生活習慣を尋ねる「標準的な質問票」とheiQ-Jで,保健指導開始前と終了時に自記式質問紙による回答を依頼した.heiQ-Jは信頼性分析と因子妥当性を検討し,標準的な質問票との関係性から感度をみた.また,保健指導前後のheiQ-J得点の変化についてエフェクトサイズを用い検討した.
結果:モデル適合度はGFI=0.81,AGFI=0.78,CFI=0.84,RMSEA=0.060で,8下位尺度43項目で誤差間共分散を開放したheiQ-J(モデル2)を採用した.保健指導前の標準的質問票との比較で健康的な生活習慣との感度が確認された.保健指導終了時には「保健医療サービスへの誘導」,「技術やテクニックの習得」,「自己観察と自己洞察」,「健康のための行動」で約半数の対象者に改善を認めた(effect size≧0.5).
結論:MetSの改善を目指した保健指導の評価指標としてheiQ-J(43項目)を適用した結果,信頼性と一定の妥当性が確認され,活用できることが示された.

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