日本健康教育学会誌
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短報
中学生の食べ残し行動と家庭での声掛けおよび認知との関連
外山 未來福岡 景奈赤松 利恵
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2015 年 23 巻 1 号 p. 35-42

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抄録

目的:中学生を対象に,家庭で残さず食べるよう声掛けされている子どもの日頃の食べ残し行動を検討し,さらに,家庭での食べ残しに関する声掛けと,学校給食中の嫌いな食べ物を食べる自信,食事を残さず食べた後のポジティブな感情の2つの認知要因との関連を検討することを目的とした.
方法:本研究は横断研究であり,2009年12月,東京都A区の全公立中学校33校の2年生4,634名を対象に,食べ残しに関する質問紙調査を行った.家庭での食べ残しに関する声掛けと,日頃の食事の食べ残し,給食の嫌いな食べ物を食べる自信,残さず食べた後のポジティブな感情ついて,χ2 検定およびBonferroniの補正による多重比較を行った.また,残さず食べた後のポジティブな感情と,学校給食中の嫌いな食べ物を食べる自信についてもχ2 検定を用いて検討した.
結果:4,594名から有効回答を得た(有効回答率99.1%).家庭での食べ残しに関する声掛けあり群は,声掛けなし群に比べ,日頃の食事をよく残す者の割合が低く(p=0.002),給食の嫌いな食べ物を食べる自信がある者の割合が高く(p=0.016),残さず食べた後にポジティブな感情を抱く者の割合が高かった(p<0.001).また,ポジティブな感情ありと回答した者は,ポジティブな感情なしの者に比べ,嫌いな食べ物を食べる自信のある者の割合が高かった(p<0.001).
結論:家庭で食べ残しに関する声掛けをされている中学生は,日頃の食事を残さず,学校給食中の嫌いな食べ物を食べる自信があり,食事を残さず食べた後のポジティブな感情を抱く者の割合が高かった.

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