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日本健康教育学会誌
Vol. 23 (2015) No. 3 p. 205-215

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http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.23.205

実践報告

目的:小学校家庭科の指導内容との系統性を意識し,同時に学習意欲を引き出し,生徒が主体的に学習できるよう「楽しく学習する」ことを重視した中学校技術・家庭科(家庭分野)用食育プログラムを開発,実施し,プログラムの実施状況並びに学習前後の生徒の変化を評価することを目的とした.
方法:食育プログラムの開発は,学習指導要領との照合を行った上で,先行研究をふまえた課題抽出と目標設定を行い,プログラム内容を検討した.平成23年10~11月,埼玉県S市立W中学校1年生136名を対象に全3回の食育プログラムを実施した.プログラム内容のプロセス評価は生徒が記入した自己評価カード及び授業者の記録,またプログラム前後の変化についてはプログラム学習前後に生徒対象に実施した自記式質問紙調査を用いて検討した.
結果:男子(n=59)の70%以上,女子(n=74)の80%以上が,各プログラムが「楽しかった」と回答した.生徒の自由記述や授業者の自己評価より,本プログラムは「楽しく」学習できる内容であることが示された.生徒の学習前後の変化では,栄養や食品の学習が好きか,献立を考える学習が大切だと思うか等,食(栄養)の学習に対する意識全5項目において男女共に有意な望ましい変化が見られた.
結論:本プログラムは食(栄養)について生徒が意欲的に学習し,日常生活で実践しようとする意欲を高めることが示唆された.

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