日本健康教育学会誌
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主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度と主観的健康感の関連—「食育に関する意識調査」データの解析より—
坂本 達昭 稲村 祐美早見 直美
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2021 年 29 巻 4 号 p. 348-354

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抄録

目的:主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度と主観的健康感の関連を明らかにすること.

方法:平成29年11~12月に実施された「食育に関する意識調査」(農林水産省)のデータを用い,無効回答を除いた20~95歳の1,781名(男性796名,女性985名)を解析対象者とした(横断研究).主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日に2回以上食べる頻度は,回答を「ほぼ毎日/週4~5日/週2~3日以下」の3群に分けた.主食・主菜・副菜を組み合わせた食事と主観的健康感の関連は,ロジスティック回帰分析により検討した.従属変数を主観的健康感(良好/良好でない),独立変数を主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度とし,モデル1では属性,モデル2では属性と時間的なゆとり,モデル3では属性と主観的な暮らし向きを調整変数とした.

結果:モデル2および3において,主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日であることは,主観的健康感の良好さと関連していた(オッズ比[95%信頼区間]モデル2: 男性:1.86[1.27–2.71],女性2.07[1.43–3.02],モデル3: 男性:1.71[1.16–2.51],女性:1.82[1.24–2.66]).

結論:主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者は,主観的健康感が良好であることが示唆された.

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© 2021 一般社団法人日本健康教育学会
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