目的:今後同じような実践活動を企図する実践家や研究者と共有できる報告を目指し,野菜料理を1日1皿増やすことを目的とした食教育プログラムの企画評価・経過評価を報告する.
活動内容:関係機関は実施者が企画・発案した教材制作を委託したウェブサイト制作会社,調査と対象者募集を委託したアンケート調査会社であった.実施者はプログラム実施計画を立て,食教育プログラム概要を決定した.実施者による企画評価は,計画に対する評価および教材に対する評価の2点に分けた.プログラム参加者の自由記述から企画評価および経過評価にあたる内容を整理した.自由記述は2015年12月にプログラム参加者から収集し,内容分析法によった.
活動評価:実施者の企画評価は,期間,頻度,時間や内容的妥当性の評価に反映されたものと評価できた.提示資料の妥当性として介入量やウェブページの内容の整合性,デザイン,時期,期間,頻度,学習形態の評価,計画に対する評価は適切と判断できた.経過評価では,参加者の行動,準備要因に関するものが多く,野菜摂取行動の変容をねらって企画した本プログラムは適切だと評価できた.自由記述による評価を採用したことで少数意見を捉えることできた.
結論:実施者および参加者双方の視点から企画評価および経過評価を行った結果,今後同じような実践活動を企図する実践家や研究者と共有できる企画評価・経過評価であった.