2 巻 (1936) 6 号 p. 38-46
本実驗は一般に使用せらるゝ普通木工鉋の切削作用及び鉋掛け操作法の疲勞に関する関係を決定するために行はれたものである。切削作用は鉋の切削抵抗力を水晶の圧電気式測力器を使用して測定し、これと鉋刄の切削角度、仕込角度、及び刄の出との関係を定めた。又鉋刄の耐久度を適當な方法によつて決定し、これと切刄角度、仕込角度、及び刄の出との関係を定めた。鉋掛けと疲勞の関係を定めるためには、操作中における呼気を採集し、これをハルデン式分析器によつて分析し、酸素の消費量によつて、消費エネルギを決定した。尚同じ方法によつて日本式鉋掛け法と西洋式鉋掛け法との優劣を定めんと試みた。