日本機械学會論文集
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熔接片における残畄應力のX線的測定
西原 利夫小島 公平
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5 巻 (1939) 18 号 p. 227-230

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抄録

機械部分を製作するに際し、例へば鍛錬、熔接等加工又は組立の方法に依ては、製品に内部應力を生ずるものである。従てその内部應力の状態なり大いさなりを知ることは極めて重要な問題であることは言を俟たない。然るに従来行はれて来たその測定方法は要するに、試験片を用ひてその概略を知るか、或は又その被測定物に適當の加工を施さねばならず、従て或特定の重要なる品物に直接測定を行つて、その結果に全幅の信用を置くことは不可能である。最近筆者等はX線を用ひてこの難点を補ふことを研究し始め任意の被測定物の表面上の一点における應力の和を求めることが出来た。然るに先般R.Glocker氏に依て結晶性材料の任意の表面上の一点における主應力の方向と大いさとがX線を用ひて測定し得られることが提言せられた。筆者等は同氏の考へ方に依り應力の方向性を考に入れて、熔接片上の残畄應力がどの程度に測定し得られるかを吟味せんとした。

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