45 巻 (1979) 397 号 p. 1064-1071
繊維強化複合材料製回転円板は極めて高速度に耐えうるので,従来の金属製のものに代替させ機械要素のより高性能化をはかりうる.とりわけ,超高速度遠心分離器,エネルギ貯蔵用フライホイールなどへの利用は技術的・社会的に関心が持たれ,各所で回転体の製造研究が推進されている.しかし,回転体内部に生じる応力分布の解析は立ち遅れている.本報告では,回転体の内外周に非軸対称加重が作用する場合の応力分布を理論解析し,今後の回転体設計・製造に資することを目的とした.