50 巻 (1984) 455 号 p. 1376-1382
本論文は内圧を受ける無限肉厚円筒の内面に存在する半だ円表面き裂問題の体積力法による解析である.解析では,ポアソン比νの影響も考慮し,き裂がななめに発生した場合をも取扱った.解析結果によれば,深さ比 b/r, または形状比 b/a が大きくなるに従って,無次元応力拡大係数 FI と FII (F=k/P√(2b)) の値は減少する.また,b/r が小さくなると,νの影響は大きくなるが,b/r=0.1の場合,ν=0 と 0.3 の解析結果の差は 3%程度である.