46 巻 (1980) 407 号 p. 1211-1219
円柱の挿入によって,かく乱を受けた状態から,回復して行く過程にある平板上乱流境界層に注目し,乱れの運動エネルギや乱流せん断応力,各速度成分の変動強さなどを測定した.その結果,乱れ場の未回復度は平均速度分布形状のそれより顕著であり,平均速度分布の形状が乱れ量分布より早く回復に至るようであることがわかった.円柱近傍の後流内には二次元的性格を有するカルマンうず的な周期速度変動が生じ,この存在がこの領域の乱れ量の分布,特性などと強い相関を有することが示された.乱れ量の分布のピークを示す位置はうず拡散および生成と消