著者らは,特に軸間距離が500mm以上の大形の鼓形ウォームギヤの開発を目的として本研究を行った.この鼓形ウォームギヤはウォームの歯面を1本の直線切れ刃で一度に切削することができ,ウォーム歯面のかみあい始めから終りにかけて一様に同時に4枚の歯がホィ-ル歯面とかみあう.また,ホィ-ル歯面の切削は1本の直線切れ刃で良い近似を得る酒井らの方法を適用した.さらに著者らの計算機による歯当たり解析の手法を歯車対および工具の設計に応用した.そして実際の製作,運転実験によりこの鼓形ウォームギヤの実用性を確かめた.