きのこの科学
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キノコ廃培地の再利用(第1報) : シイタケ廃ホダ木オガ粉を用いたタモギタケの栽培
中谷 誠米山 彰造山村 忠明
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1997 年 4 巻 1 号 p. 9-13

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抄録

タモギタケの菌床栽培の培地材料として,シイタケ原木栽培後の廃ホダ木のオガ粉が再利用可能かどうかを,通常の栽培に用いられている針葉樹のオガ粉および広葉樹のオガ粉を用いた場合と比較検討すると同時に,用いる栄養源の効果についてもあわせて比較検討した.栽培試験の結莱,シイタケ廃ホダ木オガ粉を用いた栽培は,通常の広葉樹あるいは針葉樹のオガ粉を用いた栽培に比べて,栄養源として米ヌカ,フスマのいずれを添加した場合でも,発茸日数および総培養日数に大きな違いは認められなかった.しかし,子実体収量は,米ヌ力,フスマいずれを添加した場合でも,広葉樹あるいは針葉樹のオガ粉を用いた場合に比べてシイタケ廃ホダ木のオガ粉の試験区で増収効果が認められた.特に,フスマを用いた場合に生産性が高く,廃ホダ木のオガ粉がクモギタケの栽培に再利用可能であることが明らかになった.

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© 1997 日本きのこ学会
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