北日本病害虫研究会報
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ダイズ苗立枯病の発病におよぼす低温の影響
清水 基滋児玉 不二雄
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2010 年 2010 巻 61 号 p. 43-46

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抄録

ダイズ苗立枯病の発病におよぼす低温の影響について,まず連作土壌に播種したダイズで検討したところ,低温処理(12℃)によって出芽前立枯率が高まり,腐敗した根からは高頻度にPythium spinosum が分離された.次に,P. spinosum を接種菌に用いて同様の検討をおこなった結果,播種直後からの処理温度が16℃よりも12℃の方が出芽前立枯率は高く,その低温処理期間も長いほど本病の発病が多い傾向にあった.さらに,低温処理期間を2 日間と一定にして処理開始時期を播種後1 日または2 日と遅くすると,低温処理温度が16℃の場合は,播種直後からの低温処理と比較して出芽前立枯率がやや低下する傾向にあったが,低温処理温度が12℃の場合には,いずれの処理開始時期も出芽前立枯率に差が認められず,低温無処理と比較して有意に出芽前立枯率が高かった.以上のことから,ダイズ苗立枯病の耕種的な対策として,低温下での播種を避けることが重要と考えられた.

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© 2010 北日本病害虫研究会
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